ビジネスマナーは大切?
そもそもビジネスマナーって何?

ビジネスマナーという言葉は就職活動の際によく使われる言葉ですね。特に20代の若い世代、第二新卒・フリータの方達は耳にする機会も多いのではないでしょうか。
ビジネスマナーとは、社会で仕事をしていく上で必要とされる一般的なマナー・常識の事をいいます。
具体的には
- 身だしなみ
- 来客・電話応対
- メール応対
- 敬語の使い方
- 席次
- 名刺交換の仕方
などが挙げられます。
例えば身だしなみでいうと、一般企業に勤めるサラリーマンは普通Tシャツ・ジーンズで出勤しませんよね。男性であればスーツ、女性はオフィスカジュアルと呼ばれるきちっとした服装をするのが一般的です。(もちろん会社によっては服装自由の場合もありますが)
他にも言葉遣いでいうと、上司・取引先・お客様と相手に応じて尊敬語・謙譲語・丁寧語を使い分けられるかといった事もビジネスマナーの一つとなります。
席次も色んな場面で必要となる知識です。上座・下座などよく聞きますよね。タクシーに乗り込む際や会議室での席順がこれに当たります。
つまりビジネスマナーとは、こうした社会人として身に付けておくべき基本的な知識・マナーの総称というわけですね。
ビジネスマナーは社会人1年目に研修を受けたり、実際に現場で先輩に教わりながら覚えていくもので、働いているうちに自然と身に付いていくはずです。
特に取引先やエンドユーザーと接する機会の多い仕事だとビジネスマナーは必須となります。相手に「常識のない人だな」という印象を持たれたことが原因で商談失敗となる可能性だってあるのです。
外部の人とあまり関わらない職種もありますが、それでも上司はいるはずですし電話応対をする機会もあるかもしれません。ですからやはりビジネスマナーはどんな仕事であれ、正社員として働く以上は必要になってくるでしょう。
企業から見たフリーターのイメージ
そしてフリーターの就職でよくネックとなるのがこのビジネスマナー。フリーターは「一度も就職したことがないからビジネスマナーが身に付いておらず、社会的な常識がない」と思われがちなのです。
フリーターの中にも就職経験のある方もいますよね。そうした方は履歴書や面接で職歴をアピールすることで「最低限のビジネスマナーは身に付いているのかな」と分かってもらえるかと思います。
問題なのは本当に就職経験のないフリーターです。今までビジネスマナーを勉強する機会がなかったため、自分にはビジネスマナーが身に付いていない…とコンプレックスに感じている方も多いかもしれません。
しかし、ビジネスマナーは正社員で働かなくては身に付かないというものではありません。アルバイトとして勤務していても、職種によっては知らず知らずのうちに身に付いている場合もあります。
例えば事務員として働いていた場合。バイトとはいえ電話応対や来客対応をする機会もありますよね。外部の人からするとバイトも正社員も同じ。雑な対応をされれば会社の印象も悪くなりますから、バイトであってもしっかりとした対応を求められます。
「バイトなんだから適当にやってくれればいいよ」といういい加減な上司だった場合は別ですが、きちんとした会社であればバイト社員にも最低限のビジネスマナーは指導してくれていたはずです。
「ビジネスマナー」と改めて言葉にするとすごいスキルのように感じますが、バイトでも社会に出て働いていれば案外身に付いているものですよ。
ビジネスマナーを身に付ける方法
バイトでもある程度のビジネスマナーは身に付くものですが、例えば名刺交換のようなバイトだとあまりする機会のないことに関してはよく知らないと思いますので、これについては知識として覚えておいた方がいいでしょう。正社員で働いていたけどする機会がなかったという場合も同様ですね。
また正社員勤務経験なし、バイトも工場勤務やコンビニくらいしかやったことがないという方は、正社員求人に応募する前にまず最低限のビジネスマナーを勉強した方がいいでしょう。
ビジネスマナーはネットや本でも学べますが、様々な場所でセミナーや講習も実施されています。ハローワークや自治体の就職支援、民間のフリーター就職支援サービスなどに問い合わせてみましょう。
こうしたセミナーでは参加者同士で名刺交換をしてみたり、電話で会話してみたりすることもあります。実際に知らない人相手に行う事で緊張感もあるし、コミュニケーションスキルの向上にも役立つのでおすすめです。
ビジネスマナーは就活において採用担当者にアピールできるスキルではなく、むしろ身に付いていて当然というものです。知っているようで知らないかも、ちょっと不安だな…と感じている方は、一度改めて確認してみてはいかがでしょうか。
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