ブラック企業に就職しない、見極めるポイント
就職先選びは慎重に

ブラック企業には就職したくないですよね。そのためには就職前に見極める必要がありますので、そのポイントをお伝えします。
「ブラック企業」のイメージは人によって違っても、共通している要素は以下でしょう。
- 上司からのパワハラがひどい
- 新人に対するイジメがひどい
- 過剰労働、違法労働
- サービス残業や休日出勤が多い
要するに、労働者の酷使がひどく、使い捨て体質の会社ですね。
知名度の高い大企業でさえ、ブラックな体質が問題になるくらいです。まして中小企業の全てが労働基準法を守っているわけではありません。
過剰労働で精神的に追い込まれ、うつ病になって自殺する労働者が実際にいますからね。(私の親戚も自殺しました)
どうしてその前に退職しないのだろう…と思われるかもしれませんが、ブラック企業の多くが、
「おまえには何の価値もない」
「おまえがこの会社を辞めても、他に拾ってくれる所はない」
と罵倒し続けるのです。
だからこそ「土日も出勤しろ」「もっと残業しろ」と追い込むわけですね。
ブラック企業を見極める2つのポイント
私自身、完全ブラックな中小企業で働いていたので、その辺りの事情は良く分かります。周囲のパワハラにより、どんどん自信を無くしていきますし、その結果、私の親戚のようにうつ病になり、死を選ぶ人間もいるのです。
特に責任感が強いタイプですね。何を言われても『全て自分のせい』と思い込み、『何とか会社で認められたい』と過剰にがんぱっても、そのがんばりが報われないのがブラック企業です。
そんな会社なんて、絶対に就職したくないですよね。そのためには見極めるポイントを知って下さい。
以下を知るだけでも、ブラック企業を避けられる確率がアップしますよ。
1.常に求人募集している企業(特に急募)に気を付ける
2.「誰でも簡単にできる仕事」を強調しすぎる企業に気を付ける
もちろん上記に該当していても、全ての会社がブラックではありません。たとえば新規展開で人手が足りず、求人を出し続ける企業がありますし、本当に簡単にできる仕事(データ入力など)を募集している会社もあります。
しかし「誰でも簡単にできて高収入」を過剰に強調していたり、ハローワークで一旦募集が終了しても、すぐに同じ会社が急募で求人を出しているなら、「もしかしたら問題がある会社なのかな?」と注意する方が良いでしょう。
甘い話しには気を付けましょう
実際に「誰でも簡単、高収入な仕事」に応募した知人がいますが、激しい取り立てを行う街金だったそうです。法律を遵守していれば問題ありませんが、今は激しい取り立て自体が法律違反ですからね。
そのような例もありますし、社会人未経験のフリーターがすぐに高収入を得られるほど、この世の中は甘くありません。「甘い話しには何かしら裏がある」と考える方が良いでしょう。
ハローワークの求人も玉石混交ですから、中にはブラック企業が混ざっています。私が利用したのもハローワークでしたし、結果的に完全なブラック企業で働くことになりました。
その会社は退職者が50名以上いましたし(無数の社員バッヂが棚の奥に眠っていました)、頻繁に求人募集していたんですよね。
私ははじめての就活で右も左も分からず、「早く正社員になりたい」という一心で応募したのですが、たとえ就職に焦っていても、求人案件は慎重に見極めて下さい。
そうは言っても、『本当にブラック企業かどうか』を知るのは大変です。先ほどお話しした2つのポイント、
1.常に募集している企業に気を付ける
2.誰でも簡単な高収入の仕事に気を付ける
は押さえるとしても、それだけで100%見抜くのは難しいですね。
就職エージェントの利用がおすすめ
『面接を受ける際の雰囲気で判断する』という方法もありますが、やはり完全ではありません。社内の雰囲気が悪い気がする…と思っても、面接の短時間では、表面しか分からないでしょう。
では、どうすればブラックではない正社員求人を探せるのでしょうか?その方法として、就職エージェントの利用がありますよ。
当サイトでもご紹介していますが、民間の就職エージェント(就活支援サービス)の中には、優良企業のみ紹介してもらえる所があります。そのような無料サービスを利用することで、ブラック企業を避けられる可能性が高くなりますね。
20代のフリーターをサポートしている就職エージェントもありますから、気軽に登録してみて下さい。
ハローワークを併用するのは良いですし、ジョブカフェも心強いサービスですが、メインは民間の就職エージェントがおすすめですよ。