フリーターが辛い、と思ったら
フリーターが辛く感じること

フリーターを続けていると、「ツライな…」と感じる事も多々あると思います。
- 金銭的にキツイ
- 周りの同級生がどんどん出世していく
- いつまでも責任のある仕事をまかされない
- 結婚したくてもできない
- 周りの目が気になる
など、色々ありますよね。
例えば他にやりたいことがあって、そちらを優先させたくてあえて時間に融通が利くフリーターをしているならそこまで苦には思わないかもしれません。音楽活動や役者をしている方などですね。バイトはあくまで生活費を稼ぐ手段でしかないからです。
しかし好きでフリーターをやってる訳じゃない、正社員になりたいけどなれなくてやむなくフリーターをしているという方にとっては、長いフリーター生活は辛いものとなるでしょう。
金銭的な問題は若いうちなら頑張れば何とかなるかもしれません。20代ならバイト先もたくさんありますし、掛け持ちできる体力的余裕もあるでしょう。
金銭面よりも、フリーターをやっていて一番辛いと感じるのは「社会的地位が低い」という事なのかなと思います。
フリーターのままでは住宅ローンを組めなかったり、クレジットカードを持つことも難しい場合があります。正社員として働いている人には当たり前に出来ることが、フリーターというだけで出来なくなることが意外と多いのです。
結婚についてもそうです。もちろんお金の問題もありますが、フリーターのままでは相手の親に認めてもらえない可能性も高くなるでしょう。プロポーズしたくても正社員になるまではできないと思い留まっている男性はかなり多いのではないかと思います。
また、周りの人と比べて劣等感を感じることもありますよね。学歴がいいほど周りはエリート街道まっしぐらな人が多いでしょうから、より辛く感じるかもしれません。同窓会に顔を出すのが怖いというフリーターの方も少なくないでしょう。
焦ってブラック企業に就職するのは待った!
今の状況から抜け出さなくては!と焦ってしまう気持ちも分かりますが、あまり焦り過ぎては空回りしてしまう可能性もあります。もう正社員なら何でもいいやと思って適当に応募してしまうと、採用されたはいいけど典型的なブラック企業だったということにもなりかねません。
例えばその業界での経験を得るために、数年間の我慢と割り切ってあえてブラック企業に入社するのであればまだいいです。
(とはいえブラック企業で本当に欲しいスキルが身に付くかは疑問ですし、精神的にやられるのでおすすめはしません。もちろん働きながらの転職活動も無理です。)
しかしこうした計画性があるわけではなく、ただの焦りだけでブラック企業に就職するのであれば止めた方がいいです。
家族のためなら頑張れると思うかもしれませんが、連日連夜の激務は心身共に蝕まれていきます。家族との時間もとれないし心に余裕もないので家庭内がギスギスしてしまうかもしれません。
結局ブラック企業に就職しても限界まで頑張って体を壊すか、途中で転職を余儀なくされることになるのは目に見えています。27歳でブラック企業に就職して30歳で転職活動をするよりは、少しでも若い27歳のうちに就職活動した方が有利ですよね。
確かに「もうブラック以外採用してくれる会社がない!!」と嘆く気持ちもわかりますが、やっぱりブラック企業は極力避けた方がいいと思いますよ。
一度自分を見つめ直す余裕を
焦りばかりが先行してしまってはこのように判断能力が低下したり投げやりな考えに陥ってしまいがちです。ただでさえ就職活動を行っていれば不採用が続いたり面接で酷い事を言われたりしてストレスも溜まりますから、辛くても気持ちに余裕を持つ、思いつめないという事が大切になってきます。
時間に融通が利くフリーターという立場を活かして、思い切って長期の旅行に出かけてみるのもいい気分転換になるでしょう。正社員になってからでは長期休暇を取る事は難しくなりますから、今のうちに行っておくのはオススメです。
もしかすると一度現実から離れてみることで、今まで見えなかったことが見えてくるかもしれません。
「そういえば子供の頃は○○になるのが夢だったよな…」と思い出して今から専門学校に通ってみるという選択肢が現れるかもしれませんし、いつも営業ばかり受けていたけど介護の仕事もいいかもな、という心境の変化もあるかもしれません。
また、自分はなぜ正社員を目指すのかということについて改めてじっくり考えてみることで目標が明確になり、モチベーションがアップする可能性もありますよね。
就活はモチベーションを維持できるかどうかが重要なポイントとなりますから、自分なりの気分転換の方法・ストレス解消法を見つけて、たまには息抜きをしながら頑張ってくださいね!